2026.10.20
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函館の魚っていつ何がとれるの?紹介します
こんにちは、函館・菊水小路の創作料理店「森山料理店」です。お客さまから「函館って、いつ来ると何の魚がおいしいの?」とよく聞かれます。答えは「いつ来ても、何かしらおいしい」。ただ、季節によって主役はがらりと入れ替わります。この記事では、函館の海の特徴と、月ごとの魚介カレンダー、そして創作料理でのおすすめの楽しみ方をまとめました。
01函館の海はなぜ魚がおいしい? 三つの海と二つの潮
函館は、渡島半島の南の端にあります。西には日本海、南には津軽海峡、東には太平洋と噴火湾(内浦湾)。ひとつの街のすぐそばに、性格の違う海がいくつも広がっています。
さらに、日本海から津軽海峡へ流れ込む暖かい潮(津軽暖流)と、北から下りてくる冷たい潮(親潮)が近くでぶつかります。暖かい潮に乗ってやってくる回遊魚と、冷たい海で身を締める魚の両方がとれるのが、函館の海のいちばんの特徴です。潮がぶつかる場所にはプランクトンが集まり、それを食べる小魚、さらにそれを追う大きな魚が集まる、という仕組みです。
函館周辺の海と潮の流れ(イメージ)
02函館の魚介 旬カレンダー|いつ何がとれる?
函館周辺で水揚げされる代表的な魚介を、月ごとに並べました。太いバーが「特に多い・おいしいと言われる時期」、細いバーが「とれる時期」です。あくまで目安で、年ごとの水温や海域、漁の決まりによって前後します。
| 魚介 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スルメイカ函館市の魚 | ||||||||||||
| ヤリイカ | ||||||||||||
| マグロ戸井など | ||||||||||||
| ブリ近年水揚げ増 | ||||||||||||
| 秋鮭 | ||||||||||||
| 真鱈 | ||||||||||||
| アンコウ | ||||||||||||
| ホッケ | ||||||||||||
| ヒラメ | ||||||||||||
| カレイ類マガレイ等 | ||||||||||||
| サクラマス | ||||||||||||
| ホタテ噴火湾 | ||||||||||||
| 毛ガニ噴火湾 | ||||||||||||
| ウニ | ||||||||||||
| 真昆布南茅部など | ||||||||||||
| ナマコ |
こうして並べると、函館の海は一年中なにかしらの魚介が揚がっていることがわかります。季節ごとの種類数を数えてみると、次のようになりました。
数で見ると、いちばん種類が多いのは秋。マグロ、ブリ、秋鮭、ヒラメ、スルメイカが重なる9〜11月は、函館の魚好きにとくにおすすめの季節です。とはいえ春は貝やカニ、夏はイカとウニ、冬は鱈やアンコウと、どの季節にもその時期にしか出会えない主役がいます。「いつ行くのがおすすめ?」と聞かれたら、私たちは「食べたいものに合わせて」とお答えしています。
03季節別|函館のおすすめ魚介と創作料理での楽しみ方
雪がとけて海の色がやわらぐ頃、函館の海は一気ににぎやかになります。噴火湾のホタテは身入りがよくなり、毛ガニやサクラマスなど、春ならではの魚介が並びます。
上品な脂と、淡い桜色の身。焼いても、軽く締めても美味しい春の魚です。
甘みが強く、生でも火を通しても主役になれる函館の定番です。
身はもちろん、かにみその濃いうま味も魅力です。
夏の函館といえば、やはりイカ。6月ごろからスルメイカ漁が始まり、夜の海に漁火が浮かびます。ウニや真昆布もこの季節の主役です。
函館市の魚。とれたての透き通った身は、函館ならではのおすすめです。
とろりとした甘み。ほんの少し加えるだけで料理の格が上がります。
南茅部などの真昆布は、上品で澄んだだしがとれることで知られています。
秋は函館の海がいちばん豊かになる季節かもしれません。秋鮭、ブリ、マグロ、ヒラメと、脂ののった魚が次々に揚がります。
津軽海峡でとれる本マグロ。函館市の戸井地区などで水揚げされます。
近年、函館周辺での水揚げが増えている魚。脂のりもよくなっています。
淡白で上品な白身。薄造りやカルパッチョにぴったりです。
雪の函館は、鍋がおいしい季節。冷たい海で身の締まった真鱈やアンコウ、春に向けてのヤリイカが旬を迎えます。
白子も含めて冬のごちそう。やわらかな身はスープやポタージュとも好相性です。
肝のコクと、ぷるんとした食感。捨てるところが少ない魚です。
スルメイカより身がやわらかく、甘みがあります。
04函館の魚介をもっと楽しむ おすすめのコツ
旬の魚介は、その日の仕入れで変わります。予約のときに苦手な食材とあわせて伝えておくと安心です。
朝は函館朝市で海鮮丼、夜は創作料理で旬を別の形で味わう。函館旅行のおすすめの過ごし方です。
同じ函館でも、夏のイカと冬の鱈ではまるで別の街のよう。季節を変えて訪れるのもおすすめです。
森山料理店ではワインもご用意しています。料理に合わせたいときは、予約時にご相談ください。
05まとめ|函館の旬は、創作料理でもっと楽しくなる
函館の海は、暖流と寒流、そして性格の違う三つの海に囲まれているからこそ、一年を通してさまざまな魚介がとれます。春のホタテと毛ガニ、夏のイカとウニ、秋のマグロとブリ、冬の鱈とアンコウ。どの季節にも、函館ならではのおすすめがあります。
森山料理店では、その日に届いた函館の魚介の状態を見て、できるだけ素材の味を生かした創作料理に仕立てています。化学調味料や油に頼りすぎず、昆布だしやうま味の重なりで味をつくるのが私たちのやり方です。函館の旬を、いつもと少し違う形で味わってみませんか。
※本記事の旬・漁期は一般的な目安です。年ごとの水温や資源の状況、海域や漁の決まりによって前後します。コースの内容はその日の仕入れで変わります。
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